最近、スポーツビジネスという言葉をよくみかけます。しかし、果たしてスポーツはビジネスなのでしょうか?
gooの辞書で「ビジネス」で検索すると次のように出てきます。
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ビジネス【business】
(1)仕事。事業。商売。
(2)特に,個人的な感情をまじえない,金もうけの手段としての仕事。
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今までの日本のスポーツは、学校や企業に頼りすぎたモデルでした。それに限界がやってきて、今はさまざまな試行錯誤が行われています。その中でスポーツがビジネス化して自立すべきだという風潮がでてきているのだと思います。
でも、スポーツというのはビジネス(金もうけの手段としての仕事)ではないと思うのです。スポーツ界には、もちろん新しいモデルを構築するためにプロの人材も必要でしょう。ただ、スポーツにおけるプロの存在は、医療や福祉や教育のプロと同じように"金もうけの手段としての仕事"ではなく、"社会的に必要性が高い公益的な仕事"であると思うのです。
社会的な価値が高くなれば医療のように、そこに関わるプロも高い報酬が得られるようになるかもしれませんが、決して"金もうけが手段"の仕事ではないと思うのです。"スポーツビジネス"の本家といわれるアメリカでもプロチームが使うスタジアムやアリーナが建設されるときには税金が投入されています。税金が投入されるということは社会における公益性が高いと考えられているからに他なりません。プロスポーツ選手もチャリティーやボランティアの活動を強く求められています。
"スポーツビジネス"という言葉を使うこと自体、スポーツを好きでない人から見て「何だ、金もうけでやっているのか。」と思われ、結果的にスポーツの価値を下げているような気がしてなりません。
医療や福祉や教育と同じぐらい、スポーツも社会における価値を高めていけば、結果的にそこに携わるプロも増え、環境も改善されていくのだろうと思います。センセーショナルな言葉を使うより、一歩一歩、地道に価値を高める努力を続けていきたいと思います。
理事長 島居
2007年06月02日
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