練習グランドに選手やスタッフが散って行ったその後、荷物置き場の様子を伺うように屋根の上から見下ろすカラスが一羽。
選手「何か狙ってるでぇ」
ちらと目を向けるとそれに気づいて逃げて行く。そんな繰り返しと、練習が佳境に入ったことで誰もがカラスの存在を忘れたその時。
スタッフ「あー何かくわえて行ったっ!」
振り返ると、クチバシに茶色の大きな物体をくわえたカラスが重たそうによたよたと、しかしうれしそうに飛んで逃げて行きます。
畑原コーチ「あれ、パンやパン!」
あのあたりに食べ物を放置したうっかりさんは誰ー!?
宮下選手「何っ、ああっ!俺のクリームパンがぁー!!」
カラス君、「まぁこれだけ取っとけや」と言う意味なのか、ひとかじり程のパンを階段の上に落として行きました。たぶん、クリームが入っていない所でしょう。
私「あれだけ返してもらってもなぁ…」
宮下選手「畜生ーっ、もう頭に来た、今日は練習頑張ってやるぅ!」
相手は確かに『畜生』ですが、すごいモチベーションの上げ方です。
振り返ると、階段のパンも消えていました。
HEY! この連中ちょろいゼー! と、なめ切ったカラスは今度は大胆になり、すぐにマネージャーのコンビニ袋を襲撃
増田Mgr「和田さん、荷物狙われてます〜」
ううっ、反撃されたらやだなぁ。と思いつつ、カラスを追い払いに近づくと何も取らずに飛んで行きました。
増田Mgr「よかったぁ。。。一人で行くの怖かったんですぅ〜」
あなた、私を生け贄に差し出したわね。
つつかれた袋のなかには、練習撮影用のDVDやDVテープ。これ、おいしいの?
私「キラキラ光るから好きなのかなぁ?」
増田Mgr「ええーっ、そんな困りますぅ〜」
いや、違うな。
私「そうか! ここのカラスは『コンビに袋にはおいしいモノが入ってる』って知ってるんや!」
警戒が厳しくなったのを感じたのか、しばらくは現れなかったカラス。
しかし、人が出入りしない逆サイドの屋根にとまっていたかと思うと第3次攻撃!
坂本選手「ああーっ、カラスが!」
ダッシュするあつよマネを見て飛び去るカラス。現場に駆けつけたあつよさんの手には「スティックパン」の袋。
あつよマネ「これです!」
坂本選手「やられてませんか?」
あつよマネ、鑑識官のように丁寧にパンを検査して「大丈夫です!」 そのまま、坂本選手のショルバッグ中央にパンを安置。
私「ファスナーも閉めた方がいいよ、中であさるらしいから」
坂本選手「もう、そのカバンもその袋も、みんなバッグにしまってください〜」
この『ブラックな』連中への復讐は今週末に!
副務 和田